医療ソーシャルワーカーの猪口千夏が迎えた新たなクライアント・西原寛治(87)は、妹の死を忘れ何度も病院に来てしまう独り暮らしの老人だった。弁当を届けてくる、デイサービスセンターの伊藤美春に密かに恋情を抱いていたが、彼女が担当替えでいなくなってしまった夜、寛治は意識障害を起こし錯乱状態になって入院してきた。千夏の尽力で、寛治は太平洋戦争のコタバル上陸作戦で共に戦った戦友の宮地と会うことになったが……。「誰も、永遠に輝く星には、なれない。わたしたちに許されているのは、消滅点に達するその瞬間まで、精いっぱい身を焦がし、光を放ち続けること」。大胆な表現を交えて描く、胸に迫る人生のラストシーン。 (アマゾン抜粋)
先日のジーン・ワルツといいこの作品といい、ちょっと重いかな。
こちらは病院内のMSW(医療ソーシャルワーカー)と戦争体験者で高齢で1人暮らしの患者さんはじめ何人かの患者さんとのお話。
老後なんてもう少し若い頃は全然考えなかったけど、40歳を過ぎて母も年をとるし
自分自身も体力的にも自信がなくなってきて、少しずつ自分の老後が気になり始めている。
そんなときにこの本。身につまされる思いがしました。
親の介護のこと、自分自身が年を取ったときのこと・・・。
あまりにリアルに頭に浮かんできては、読みながらずっと胸がモヤモヤしていた。
でも避けては通れない道なんだよね〜
そして病院内にあるMSWというシステム。
全ての病院にあるのかは不明だけど、患者さんやその家族の悩みを少しでも軽くするように
相談に乗ってアドバイスをしてくれる。親身になって助けてくれる。
自分もそうなったときはぜひ利用させていただきたいなあなんて思ったり。
この作者のいいところは、途中どんなに暗く重くなっても最後には絶対前向きな終わり方になるところ。
今回もそうでした。
タイトルでも書かれているように、人間は永遠には輝いていられない。必ず消える運命にあること。
だからその光が消えるまで、精一杯に生き光を保ち続けることが大切だと言ってます。
もう一度今までの人生を見直して、これからの人生をどう有意義に生きるか。
それを考えさせてくれるとてもいいお話でした。