誰も知らない 誰も知らない
柳楽優弥、北浦愛 他 (2005/03/11)
バンダイビジュアル

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1988年に東京で実際に起きた「子ども置き去り事件」をモチーフにし、母親に置き去りにされた4人の子どもたちが、彼らだけの生活を続ける約1年を描いている。撮影にも1年以上をかけた入魂の一作だ。(アマゾン抜粋)

映画が公開されたときから、カンヌで評価されたとか、主役の柳楽くんがカンヌで最優秀男優賞を史上最年少で受賞したとか何かと評判が高かったこの作品。
ずっと見たかったけど、何となく重そうで躊躇してました。
実際WOWOWで放送され、録画してあったにもかかわらずかなりの間
放置してありました。
で、やっと見てみました。

とにかく切ない。いたたまれないです・・・。
母親に置き去りにされた子供たちの心が見ていて手に取るようにわかって、本当につらいです。
子供たちの演技も、演技をしているという感じではなく、隠しカメラで
生活そのままを見ているようで、台詞・表情すべてが自然で、だからよけいにリアルで悲しい・・・。
まるでドキュメンタリーを見ているみたいです。

みんな学校にも行かせてもらえず、アパートの大家にも長男と母親の
二人暮しということにしてあるので、他の3人は外にも出られない。ベランダにすら出られない・・・。

長男は遊びたい盛りで学校にも行きたい、友達も欲しい時期なのに
けなげに家庭を守っていかなくては・・・という姿が涙を誘います。

終わりのほうで兄弟がみんなで外に出るシーンがあるんだけど、そのときの子供たちの本当に嬉しそうな顔。
本来子供って自由でいなくちゃいけないのに、何もかも我慢させられて、実際にこういう事件が起きたかと思うと、心のそこから怒りがこみ上げてくる。

ラストは本当にどうしていいかわからないほどつらく、悲しい。
この後この兄弟はどうしていくんだろう?
母親はどうしたんだろう?と心配でたまりません。

生活の事情で・・・でもこんなことがあってはならないけど、親の単なる勝手な都合で子供たちがこんな風に犠牲になることは今後あってはいけないと思いました。
子供って本当に無力です・・・。大人が守ってあげなくちゃいけないって思わされる映画でした。

もう一回見たいか?と言われたら、一度で十分だけど、でも見てよかったと思う作品でした。